タロットカードを使ったプロットの作り方
この記事は、『タロットは持っているけど使っていない』『占い含めて使って見みたかった』と思っていらっしゃる向けの内容です。
※大塚英志さんの『物語の体操』に記載されているようですが、ここでは私流の立て方をお伝えします。
プロットとは小説、劇、長詩などの筋立て、構成のことです。(コトバンク参考)
そしてそのプロットを作るには「起・承・転・結」が必要です。そして、その「起・承・転・結」をタロットであてはめて作っていく。
その説明をしていきます。
【用意するもの】
タロットカード:大アルカナ22枚
全種類使用すると頭がこんがらがるので初めは22枚で十分だと思います。
正逆の意味を使用しますので注意してくださいね。
意味はwikipediaのままです。
【まずはカードをシャッフルしてください】
タロットカードなのでそれらしくばらばらと混ぜていただいてOKです。
(シャカシャカと切るだけでも問題ありません)
【1枚ずつ引いていきます】
起=塔(逆位置)
承=隠者(逆位置)
転=女教皇(正位置)
結=吊るされた男(正位置)
【あてはめていきます】
・起
塔(逆位置):必要とされる破壊
必要とされる破壊というのは、今まで続けてきた努力や培ってきたものが壊されることを指します。恋人や友情、はたまた結婚していた関係が終わりを迎える。でもそれは必要な終わりなんですね。
なので「起」の部分では主人公やそれにかかわる重要人物が持っている何かの関係を破壊、終わらせるところから始めます。
・承
隠者(逆位置):陰湿、閉鎖的、貪欲
承とは『起の内容を受けて、話を展開する』とあります。
なので「関係が終わった」から「閉鎖的になる」「陰湿な性格になる」「貪欲になる」このどれかをあてはめればいいわけです。
あてはめるのはどれでも構いません。
「閉鎖的な環境」にしてから主人公やほかのキャラを「貪欲」にさせてもいいですよね。ここはあなたの自由にできます^^
・転
女教皇(正位置):知識、聡明
転は『逆転が起こる』だったり『盛り上がりが起こるところ』ですよね。
ここが難しいですよね。
知識や聡明でどうやって盛り上げるんだ?って。
そういう時は辞典を使って単語をかみ砕いてみてください。
知識とは『知ること。認識・理解すること。』
聡明とは『《「聡」は耳がよく聞こえること、「明」は目がよく見えること》物事の理解が早く賢いこと』
どうですか?
転で「閉鎖的になった」「陰湿な性格になった」「貪欲になった」人物を「認識・理解すること」というテーマで盛り上げることができそうじゃありませんか?
相手の声を聞いて(「聡」)、しっかりと見てあげる(「明」)
この「認識・理解すること」というテーマの中でいろいろな出来事を起こすことができそうですよね!
・結
吊るされた男(正位置):自己犠牲、忍耐
結は転で起こった変化の締めくくりですね。
いわゆるオチです。
これもまた難しい。
自分を犠牲にして耐え抜いていくとうエンディング。
それが納得いかないというかハッピーエンドが好きな方には向いていないエンディングですよね。
ここでタロットの詳しい意味を出します。
吊るされた男のカードは、「努力をしたり苦しい思いをして成功する」という意味があります。
恋愛でも、友情でも絆が結ばれる的なエンディングを迎えることができます。
これでハッピーエンドになりますね!
もうひと味(ひと工夫)欲しい!という方はもう1枚カードを引いてみてもいいと思います^^
【最後に】
いかがでしたでしょうか?
これで簡単なプロットが出来上がりました。
承や転だけで迷われていたら、そこだけ引いてお話を作るのもアリです♪
タロットカードを眠らせている方、ぜひカードを使ってみてくださいね。